絆 創 膏

おひさま荘ではどんな歴史があるか…少し紹介致します(^^)/

おひさま荘の建物内には長年使い続けて畳がボロボロになり、

小さな傷がどんどん大きな穴へと変わりました。また襖の

レール部分が劣化し、割れて足に刺さる事が起きました。

幸い大きな傷には至りませんでしたが、この先お預かりし

ているお子様に怪我に繋がらないよう環境面での応急処置

ではどうにもならないとミーティングで何度も話し合い修繕

が必要と判断しました。

もちろん劣化による傷みもありましたが、幼少期では面白

半分で障子に指を入れて穴をあけて、破れかけている壁紙

を剝がし無数の大きな穴になり、何回もスタッフが手直し

しました。また青年期になると、子ども同士の喧嘩で胸の

イライラで足が壁に向いたり、当たったりと穴が空いてしま

いました。

思春期の児童を預かる事で、環境的、メンタル的に避けては

通れない道にぶち当たる事があります。やるせない気持ちや、

大人に話せない事がイライラを呼びます。また人に八つ当た

りする事はダメだと、子どもも十分に分かっていますが、こ

の気持ちを何処にぶつけていいのか分からなくなり物に当た

る事で物が壊れたり、壁に穴が空くよう…。

これからも建物、生活できる場所の提供に感謝致します。

また子どもの心に傷ついたところに絆創膏のように補修、

治癒に向けて安心できる生活を今まで同様、怪我には気を付

け見守りつづけたいと思います。

 

若者独立塾 丸亀おひさま荘 指導員 塚原 慎也