丸亀おひさま荘の入所する子どもは、自立するために長い期間ここで過ごすことになります。また家族から離れ離れになり淋しい思いをすることもあります。しかし、悪い事だけではなく大人への信頼回復できるチャンスでもあります。私は普段の生活の中でコミュニケーションをとり、関係性を築き、その時その時に子どもにとって必要なアドバイスや指導等も行います。
私は児童の心の声(家族や友達に言えない事など)を聞き、本人がどうしたいかわからない「言葉」を一緒に考え、表現できるように言葉やアドバイスしています。すると「なるほど」と意外と簡単なことだったりもします。一緒に過ごす期間が長期化することで生活に安心感やゆとりが出ると、自分から気持ちを自然と出しやすくなり、こち
らとしても聞きやすくなります。
私はこれからも一期一縁を意識して児童にとってこれが最後かもしれないと思い、新しい出会いを大切にし、一生涯にただ一度会えるか分からない縁を愛情もって最善を尽くしていきたいと思います。
若者独立塾 丸亀おひさま荘 児童指導員 塚原 慎也